コラム

【思春期】人はどのようにして心を開くか?

2013年11月11日

人はどのようにして心を開くか?

子どもの心を開くには、
「子どもを許してあげる」
「ありのままの子どもを受け入れてあげる」
ことが大切だと言いました。
それは大人にもあてはまることです。

人は“自分を受け入れてくれない、認めてくれない人”の言うことは聞こうとしないものです。
「どうせ、私のことなんて認めていないんでしょ」と思った瞬間に、その人の言葉は内容のいかんにかかわらず、脳の中で自動的にシャットアウトしてしまうのです。

人は子どもだけに限らず、大人であっても、
「私のことをわかってくれている」
「私のことを認めてくれている」
という感覚を求めています。
わかってくれている人、認めてくれている人の言葉であれば聞こうと思います。
少々、耳障りなことを言われても、許して耳と傾けてみようかと思います。

相手に言葉が通じないとき、相手に「わかっているよ」「認めているよ」という感覚が伝わっているかどうか、そうしたことを振り返ってみてはどうかなと思います。

人は、
「自分が話すときには、理屈で話をしがちです」
が、
「自分が聞く側になったときには、こうした感情で聞くか聞かないかを判断しています」
ですから、人に影響を与えたい、子どもに影響を与えたいと思うなら、理屈だけを述べていてはダメで、感情に働きかけることが大事になります。

私は講演で話すときには、理論だけではなく、具体的な実例をあげてよく話します。
そうした話は自分に置き換えて考えやすく、自分に置き換えると感情移入しやすくなるからです。

感情が動くと心が開き、相手の言葉が心の中に入ってきます。
心の中に入ってきて初めて、人はこれまでと違った行動をとることができるようになるのです。

 


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